四柱推命の通変星とは?10種類の意味・性格・才能をわかりやすく解説
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四柱推命の本を見ると、「比肩・劫財・食神・傷官・偏財……」と、見慣れない漢字がずらっと並んでいるでしょう?
通変星(つうへんせい)という四柱推命の基本となる星なのですが。これを見ると、その人がどんなふうに行動するのか、どんな才能を使いやすいのか、人や社会とどう関わるのかが見えてきます。
ただし「傷官があるから性格がきつい」「正財があるからお金持ち」みたいに、星ひとつだけで単純に決めるものではないんですよ。悪いところだけにフォーカスしちゃいかんのです!
この記事では、通変星10種類の意味と性格、才能、仕事での生かし方を、初めての方にもわかるようにまとめます。
四柱推命の通変星とは?
通変星とは、自分自身を表す日干と、命式にあるほかの十干との関係から出てくる星です。
日干が「自分そのもの」だとすれば、通変星は、その自分が外の世界とどのように関わり、どんな能力を使うのかを見る星、と考えるとわかりやすいです。
通変星は全部で10種類ありますが、次の5つのグループに分けると覚えやすくなります。
| グループ | 通変星 | 主なテーマ |
|---|---|---|
| 自立の星 | 比肩・劫財 | 自分・独立・仲間・競争 |
| 表現の星 | 食神・傷官 | 表現・発信・感性・遊び |
| 人脈・財の星 | 偏財・正財 | 人脈・お金・商売・管理 |
| 行動・仕事の星 | 偏官・正官 | 行動力・責任・社会・信用 |
| 知性・学びの星 | 偏印・印綬 | 知識・学習・アイデア・資格 |
同じグループの2つは似ていますが、表れ方が少し違います。たとえば比肩も劫財も自立心の星ですが、比肩は自分単独の力で進み、劫財は人を巻き込みながら目的へ向かうイメージなんです。
天干通変星と蔵干通変星の違い
命式には、天干通変星(通変星)と蔵干通変星があります。
天干通変星は表に見せる部分
天干通変星は、社会や人前でどのように振る舞うか、周りからどんな人に見られやすいかを読みます。仕事中の自分、初対面の人と会うときの自分など、比較的外から見えやすい部分です。
蔵干通変星は内面や本質
蔵干通変星は、心の内側や、表にはあまり見せない本質的な部分を表します。
長く付き合ってみたら最初の印象と全然違った、なんてことがありますよね。それは天干に出ている顔と、蔵干にある本質が違うからかもしれません。
蔵干通変星の中でも、日柱にあるものを自星(じせい)、月柱にあるものを月支元命(げっしげんめい)・主星(しゅせい)・中心星と呼び、特に大切に見ていきます。
通変星10種類の意味・性格・才能一覧
比肩(ひけん)|自分の力で進む星
比肩は、自分・自立・仲間を表す星です。私は一匹狼の星と呼んでます。自分の考えをしっかり持ち、人に頼りすぎず、自分の力で進もうとします。
長所:自立心、継続力、芯の強さ、マイペースに努力できる
気をつけたいところ:頑固になりやすい、人の意見を聞きにくい、ひとりで抱え込みやすい
仕事:個人事業、専門職、職人、フリーランスなど、自分の裁量で進められる仕事
比肩は「ひとりが好き」というより、自分のことは自分で決めたい星なんですね。
比肩と建禄の組み合わせについては、こちらの記事で詳しく紹介しています👇
劫財(ごうざい)|人を巻き込み目的へ向かう星
劫財も自立と競争の星ですが、比肩よりも人とのつながりや戦略を使います。社交的に見えても、心の中には「絶対に負けたくない」という強さを持っている人が多いです。
長所:人脈づくり、交渉力、行動力、人をまとめる力
気をつけたいところ:強引になりやすい、勝ち負けにこだわる、大きくお金を動かしやすい
仕事:経営、営業、プロデュース、チームを動かす仕事
「財を劫う」と書くので怖く見えますが、お金を奪う人という意味ではありません。漢字だけで悪い星だと決めつけなくて大丈夫です。
食神(しょくじん)|楽しさを人に届ける星
食神は、食べること、楽しむこと、表現すること、子どもなどを表します。穏やかで親しみやすく、人をほっとさせる雰囲気を持っています。
長所:愛嬌、表現力、サービス精神、好きなことを楽しむ力
気をつけたいところ:のんびりしすぎる、嫌なことを後回しにする、楽な方へ流れやすい
仕事:飲食、美容、接客、クリエイティブ、子どもに関わる仕事
食神がある人は「自分が楽しむ」ことが、結果的に周りを喜ばせる力になったりします。
傷官(しょうかん)|繊細な感性と表現の星
傷官は、感受性、表現力、美意識、言葉、専門性を表す星です。細かい違いによく気がつき、納得できないことをそのままにできません。
長所:鋭い感性、言語化、技術力、美的センス、改善する力
気をつけたいところ:言葉が鋭くなる、傷つきやすい、完璧を求めすぎる
仕事:デザイン、芸術、文章、研究、技術職、カウンセリング
「傷官があるから性格が悪いんですか?」と聞かれることがありますが、そんなことはありません。気づく力が強いからこそ、言葉の使い方が大切な星なんです。
傷官については、こちらにも詳しく書いています👇
偏財(へんざい)|人脈と商売の星
偏財は、人とのご縁、商売、流動するお金、サービス精神を表します。人を喜ばせることが好きで、広く浅くたくさんの人と関係をつくるのが上手です。
長所:社交性、営業力、気配り、商売感覚、人を楽しませる力
気をつけたいところ:八方美人になる、付き合いでお金を使いすぎる、人に合わせすぎる
仕事:営業、販売、接客、経営、広報、イベント、仲介業
偏財がある=お金持ち、ではありません。お金や人を循環させる力があると見る方が近いです。
正財(せいざい)|コツコツ積み上げる星
正財は、堅実なお金、信用、家庭、管理を表します。小さなことを丁寧に積み重ね、任されたものをきちんと守る力があります。
長所:誠実、計画性、管理能力、継続力、金銭感覚
気をつけたいところ:変化に慎重、損を恐れすぎる、抱え込みやすい
仕事:経理、事務、管理、金融、生活に密着した仕事
派手さはなくても、長く続く仕事や暮らしをつくれるのが正財の強さです。
偏官(へんかん)|すぐ動ける行動力の星
偏官は、行動力、スピード、責任感、正義感を表します。考え続けるよりも「まず動く」。困っている人を見ると放っておけない親分肌のところがあります。
長所:決断力、瞬発力、リーダーシップ、困難に立ち向かう力
気をつけたいところ:せっかち、無理をしすぎる、言い方が強くなる
仕事:経営、現場仕事、スポーツ、医療、警察・消防、リーダー職
頑張りすぎて、気づいたときには身体が限界ということもあるので、休むことも仕事のうちです。
正官(せいかん)|信用と責任の星
正官は、社会性、責任、信用、ルールを表します。きちんとしていて、周りから「この人に任せれば大丈夫」と思われやすい星です。
長所:誠実、責任感、品の良さ、協調性、社会的信用
気をつけたいところ:人の目を気にしすぎる、融通が利きにくい、ちゃんとしなきゃと自分を縛る
仕事:会社員、公務員、管理職、教育、信用を必要とする仕事
正官が強く出ると「ちゃんとしなきゃ」が増えます。たまには、ちゃんとしていない自分も許してあげてくださいね。
偏印(へんいん)|ひらめきと変化の星
偏印は、アイデア、特殊な知識、変化、自由な学びを表します。普通のやり方よりも、自分なりの方法を見つけるのが得意です。
長所:発想力、頭の回転、企画力、変化への対応、特殊技能
気をつけたいところ:飽きっぽい、考えが飛びやすい、ひとつに決めにくい
仕事:IT、企画、研究、占い、医療、フリーランス、専門分野
一見バラバラな経験が、あとになって全部つながることも多い星です。
印綬(いんじゅ)|学びを受け継ぎ伝える星
印綬は、知識、学問、資格、伝統、母性を表します。教わったことをきちんと理解し、整理して次の人へ伝える力があります。
長所:学習力、記憶力、教える力、分析力、知識を深める力
気をつけたいところ:頭で考えすぎる、行動が遅くなる、資格や知識を集めるだけになる
仕事:講師、教師、研究、士業、カウンセリング、伝統を受け継ぐ仕事
しっかり学べる星ですが、知識を現場で使ってこそ、印綬の良さが生きてきます。
通変星はどこを見ればいい?
まずは月柱の蔵干通変星である主星・中心星と、日柱の蔵干通変星である自星を見てみましょう。
ただ、主星だけでその人のすべてが決まるわけではありません。命式の中に同じ星がいくつあるか、天干と蔵干のどちらにあるか、十二運星や五行バランスはどうなっているかでも、表れ方は変わります。
通変星をひとつずつ読むのではなく、命式全体をどんな順番で見ればいいのかは、こちらの記事にまとめています👇
四柱推命の命式の見方|初心者でも迷わない鑑定の順番5ステップ
同じ通変星でも性格が違うのはなぜ?
「友達も私も傷官なのに、全然性格が違うんです」
これ、よくあります。
四柱推命は通変星だけではなく、日干、五行バランス、身強・身弱、十二運星、干支の組み合わせなどを重ねて見ます。同じ傷官でも、繊細さが芸術に向かう人もいれば、専門技術に向かう人、言葉で表現する人もいます。
だから星の説明を読んで「当たってない」と思っても、四柱推命そのものが外れているとは限りません。ほかの星との組み合わせを見ると、「ああ、だからこうなるのか」とつながることが多いんですよ。
星の意味はわかるのに鑑定できない理由
比肩は自立、食神は楽しみ、正官は信用……と、ひとつずつ意味を覚えることはできます。
でも実際に人を前にすると、どの星から話すのか、良い面と悪い面をどう伝えるのか、星同士が矛盾しているように見えるときはどう読むのか。ここで止まってしまう方が多いです。
暗記が足りないわけではありません。命式を見る順番と、星をその人に合う言葉へ変える練習が必要なんですね。
自分の命式を見ながら四柱推命を学んでみたい方は、鑑定付きお試しレッスンからどうぞ。
すでに四柱推命を学んでいて、「星は読めるけど、鑑定を組み立てるのが大変」「毎回命式を出すのに時間がかかる」という方には、鑑定ソフトHAPPY四柱推命PROもあります。
まとめ|通変星は才能の使い方を教えてくれる
通変星10種類には、それぞれ違う良さがあります。
比肩や劫財が強い人だけが起業できるわけでも、正財や正官がある人だけが会社員向きというわけでもありません。どの星を持っているかより、自分の星をどう使っているかの方が大切です。
自分には当たり前すぎて気づいていなかったことが、実は人から見ると大きな才能だったりします。悪い星を探すのではなく、自分が持っている星の使い道を見つけていきましょう。









