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天中殺は怖くない?
「天中殺(てんちゅうさつ)」はみなさん聞いたことがあるくらいメジャーですよね、本名は「空亡(くうぼう)」で、名前のインパクトから天中殺の方が有名になりました。
細木数子さんの六星占術は四柱推命のオリジナル版で「大殺界(だいさっかい)」も「天中殺」とほぼ同じ。※出し方に若干の違いはあります
だけど、天中殺で地獄に落ちるとかそんなことがあるわけもなく、今までの行いが露呈したり、判断ミスをしやすかったりということが起こるので、今までの行いが悪いと、今まで隠せていたことが天中殺で公になってヤバイ!!となるわけですね。
四柱推命は季節
春夏秋冬のバイオリズム、寒暖、乾湿バランスをとても重要視する占術なのですが、もちろん実際の冬と違って、その人それぞれが春夏秋冬のバイオリズムを持っているんです。そして天中殺は冬に当たります。
昔は仕事といえば農業、天候=地球の恵がそのまま生き死にに直結しますよね。ですから暦がとても重要で、その時期にすべきことが暦にはちゃんと記されているんです。
冬に種蒔きをする人はいないのですが、人生のバイオリズムにおいて、それが分からず天中殺時期に種まきしたり、時期外れなことをしてしまうと結果にはつながりません。
ですから、どうしてこんなに頑張っているのに、うまくいかないんだろう?と思っていたら、後々天中殺と知ったということはよくあることです。
順番で決まってる
60干支はこのような並びになっているんですが、1〜10までの干支グループ①は「戌亥」が天中殺となり、11〜20の干支グループ②は「申酉」が天中殺となります。
生まれた年が午年は○○とか、丑年は○○といった程度の、ただ順番で出てくる単純なものなのです。四柱推命で鑑定する際はそんなに単純なわけもなく、もっと複雑なのですが、天中殺はわかりやすいので浸透していると言えるでしょう。
天中殺の他にある殺
最もメジャーな「殺」である天中殺の他に、マイナーな「殺」たちもたくさんいます。九星気学を知っている方なら「五黄殺」や「暗剣殺」なども聞いたことがあるでしょう。
四柱推命の補助的な星として「神殺(しんさつ)」があります、神=吉、殺=凶を意味していますが、これらは全部で200個以上あるとされていて、全部を見ていたらキリがありません。私の教室ではいくつか採用しますが、多くは重要視はしていません。
ですが、この神殺の中には「劫殺(ごうさつ)」「白虎殺(びゃっこさつ)」「桃花殺(とうかさつ)」「紅艶殺(こうえんさつ)」「懸針殺(けんしんさつ)」など、殺が入った字面にインパクトある星たちがたくさんあるのです。
それ以外にも「囚獄(しゅうごく)」「亡神(ぼうじん)」「血刃(けつじん)」など、見るからに怖そうな星もたくさんあるんで、ついつい通変星や十二運星よりも興味をそそられてしまいがちですよね
劫殺(ごうさつ)とは
吉凶両極端激しい星で、事故などトラブルに巻き込まれやすい星、1つではあまり強さはないが、劫は財を奪うという意味があり、金銭の執着が激しかったりする。
白虎殺(びゃっこさつ)とは
幸運が少なく、交通事故や水難。血の病気に注意とされる
桃花殺(とうかさつ)とは
地支が旺支のみの命式で、なぜか人を惹きつける引力がある人気星。男性の場合は咸池(かんち)と言う
紅艶殺(こうえんさつ)とは
桃花よりも色っぽくて妖艶で悩殺してしまうような星、それゆえにトラブルも多し
懸針殺(けんしんさつ)とは
針を意味する辛も含まれます。洞察力があり、針のように尖ったペン先を使った仕事、作家など文才に恵まれるが、病弱になりがち
ついつい妖艶で悩殺星?なんて言われると調べたくなってしまいますよね?まぁ色気を出そうとも出したこともない私は、調べてみたけど桃花も紅艶もありませんでしたー笑
天中殺よりも重要なもの
順番で出される天中殺よりも重要なのは、その人にとっての喜忌(きぎ)を見つけること。その人にとっての吉作用をもたらす喜びの神である用神と、そうでない忌まわしい神が何かを見つけ出すことが鑑定師にとって難しくもあり、その人を推命するために最も重要になります。
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四柱推命は生年月日から持って生まれた性質を導き出す占術。3000年以上もの歴史があり的中率は占いの中でも最も高いとされ「占いの帝王」と言われています。
タイプは「木・火・土・金・水」の5つを、さらに陰陽(+と−)に分けた、10種類になります。これを十干(じっかん)といい、あなたの本質を表すキーワードとなります。
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