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四柱推命に神殺(しんさつ)って言葉があるみたいけど、これは神なの?でも殺って…良い星?悪い星?どっち?
だー
だー
名前のインパクト強すぎですよね。そもそも神殺って何なのか説明しますね。

神殺って何?

「神殺」というのは、四柱推命の中で使われる補助的な情報のひとつです。ですから補助星とも呼ばれます。

命式を読み解くときの「メインディッシュ」ではなく、どちらかというとスパイスや注釈のような存在。その人の性質や傾向、人生で起こりやすいテーマに“名前をつけたもの”と思ってもらうと、イメージしやすいかもしれません。

神殺があるから良い・悪い、ではなくて、「こういう要素が出やすいかもね」というヒント集、という位置づけです。

神殺はいつ出来た?

四柱推命の「考え方の元となるもの」は紀元前から存在していて、春秋戦国時代に陰陽五行説、殷・周時代に十干十二支の考えが固まってきました。最終的に今の四柱推命の形になってきたのは唐〜宋代。その頃は、国を繁栄させるために宮廷や軍師といった一部のトップクラスの人しか使われておらず、この段階ではまだ「神殺」は存在していなかったんですよ。

宋代以降〜明清代

宋代以降〜明清代になると

  1. 占いが「宮廷・学問」から庶民レベルに広がる
  2. 命式を短時間で・分かりやすく説明する必要が出てくる

と言う流れになり、そこで何が起きたかというと「現象に名前をつける」文化が広がっていきました。

神殺の正体

神殺って命式を読んでいく中で何度も繰り返し起きる“現象”に、昔の人たちが後から名前をつけたものなんですよ。長年鑑定している人は、よく感じることかと思います。四柱推命は統計学と言われますから、こういった“現象”に名前をつけて行ったと言うことですね。

  • 恋愛トラブルが多い命式→ 紅艶殺・淫欲殺
  • 親や人から孤立しやすい命式→ 孤辰寡宿
  • 両極端な結果になる命式→ 魁ごう

👉 理論から生まれたのではなく、現象から生まれた分類

だから数も多いし、使わない流派もあるし、人によって採用する神殺も違うんです。私も採用している神殺は数個のみなんです。

なぜ「神と殺」?

なぜ「神殺」という文字になったかというと、神は吉神(きっしん)で吉作用をもたらしてくれる存在、殺は悪(凶)ではなく、「強く作用する」「偏りが出やすい」という意味で使われています。

  • 神(しん)=助け・守り・吉作用
  • 殺(さつ)=強く作用する・偏り・注意点

神殺に理論がない理由

神殺はそういった経験則から出来上がったもので

  • 五行のような自然理論も
  • 通変星のような体系的ロジックも
  • 易や暦のような明確な原典も

存在しないものが多いんです。つまり、神殺は「四柱推命の公式」ではなく「経験則の統計学(データベース)」なんですね。

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神殺は怖い?

神殺の殺の方のは羊刃、魁ごう、孤辰、寡宿、淫欲殺、血刃、白虎殺、妨害殺、喪門、亡神、紅艶殺…など他にも多数あります。名前だけ見ると、ちょっと身構えてしまいますよね。人によっては下の図のように神殺がたくさんついてくることがあるので

  • こんなにたくさんあって大丈夫なの?
  • 悪い神殺が多いと不利?
  • 命式がヤバいってこと?

鑑定でも、ここを一番不安そうに聞かれることが多いです。

でも先に結論を言うと、神殺は“怖がるためのもの”ではありません。

神殺が怖く感じる理由

神殺が怖く感じる一番の理由は、強烈な名前!昔の人たちは、気をつけなさい!という時に怖い言葉で抑制したんですね。例えば、「嘘をついたら閻魔様の舌を抜かれるぞ!」とか「ご飯食べた後に横になったら豚になるぞ!」とかありましたよね?そんな感じで

といった、日常生活ではあまり使わない言葉が並ぶので、どうしても「悪い意味なんじゃないか」と感じてしまいます。でも、名前が強烈=中身も最悪というわけではありません。昔の占い用語って、気をつけて!の意味をこめて、インパクト重視で名付けられているものが多いんです。

現代の感覚でそのまま受け取ると、必要以上に怖くなってしまう、それが神殺の正体だったりします。

神殺が多いとダメ?

これ、ものすごくよく聞かれますが、結論から言うと、神殺が多い=不利、ではありません。神殺は補助星なのであまり重要視しません。五行のバランス、通変や十二運の方がメインとなるので、メインによっては神殺など一気に吹き飛ぶこともあります。でも見ていると、むしろ神殺が多い命式は

  • 個性がはっきりしている
  • テーマが分かりやすい
  • 扱い方次第で武器になる

と思うことが多いです。

逆に、神殺が少ないから安心、というわけでもありません。神殺は「運命を決めるもの」ではなく、“使い方次第でどうにでもなる要素”なんですよね。

神殺の一例

神殺には「神・殺」それぞれにこんなのがあります。

天乙貴人(てんおつきじん)

  • 困ったときに助けが入りやすい
  • 人に救われやすい
  • 土壇場で道が残りやすい

トラブルを“消す”というより、致命傷になりにくい神

天徳貴人・月徳貴人

  • 天徳貴人:大きなトラブルを避けやすい
  • 月徳貴人:人間関係で丸く収まりやすい

これも「何も起きない」じゃなくて、起きても大事になりにくい神

福星貴人・文昌貴人

  • 福星貴人:福を呼び込みやすい
  • 文昌貴人:学び・言葉・知性が伸びやすい

怖いので殺の方に気が行ってしまいますが、神の作用がある吉星もたくさんあるんですよ。

孤辰寡宿

  • 親や人と距離が出やすい
  • 集中力や専門性に強く出ることもある

淫欲殺・紅艶殺

  •  色気・人を惹きつける力
  •  恋愛でトラブルになりやすい

魁ごう

  •  極端な結論に走りやすい
  •  リーダーになれる

一見怖そうに見えても「悪」ではなく、性質の偏り、つまり個性なんです。

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神殺は単体で判断しない

もうひとつ大事なのが、神殺は単体で判断しないということ。さきほども言ったように

四柱推命は

  • 日干
  • 月支
  • 通変星・十二運星
  • 五行バランス
  • 身強・身弱
  • 大運・流年

など、こういった土台があって、それに付随して神殺があります。

神殺だけを切り取って
「あるから不幸」
「ないから安心」
という読み方は、かなり雑。

神殺はあくまで全体像に補足する存在。ここを理解しておくと、一気に不安が減ります。

「人生の注意書き」

私はよく、神殺を“人生の取扱説明書の注意書き”みたいなものだと考えています。

  • ここは要注意ですよ
  • ここは才能として使えますよ
  • ここを意識すると楽になりますよ

そんなメモ書き。

書いてあるからといって、必ず失敗したり悪いことが起きるわけでもないけど、前もって知っておいて、自分にとって良い方に使ってもらえれば一番良いかなと思います。

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神殺が気になる人へ

ここまで読んで、「じゃあ、私のこの神殺は?」と気になった方もいるかもしれません。

すでに、以下の神殺についてはそれぞれ詳しく記事にまとめています。

  • 魁ごう
  • 孤辰寡宿
  • 淫欲殺
  • 紅艶殺
  • 宅神・破宅神

それぞれ、怖がらせる書き方ではなく、どう理解したら楽になるかという視点で書いています。気になるものがあれば、そちらも合わせて読んでみてくださいね。

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まとめ:神殺は怖くない

最後に、もう一度だけ。神殺は

  • 人生を決めつけるものでも
  • 不幸を宣告するものでもありません。

その人が持っている個性・癖・テーマに名前をつけたもの。怖がるよりも、「そういう傾向があるんだな」と知っておくことで、むしろ生きやすくなります。神殺は、恐れるものではなく、理解して使うもの。そのくらいの距離感で、付き合っていきましょう。

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