四柱推命の空亡/真空について完全解説!運気と命式への影響と乗り越え方
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四柱推命を調べていると、突然出てくる空亡(くうぼう)という言葉。空っぽで亡くなる。漢字が怖すぎるんですよね😅
しかも検索すると、「結婚してはいけない」「仕事を辞めると失敗する」「時柱空亡は短命」など、不安になる言葉がズラリ。でもね、空亡は不幸の予約表ではありません。
空亡だけを見て、寿命、離婚、失業、病気を断定することはできません。命式に空亡があることと、自分の空亡の時期が巡ることも、いったん分けて考える必要があります。
この記事では、
- 四柱推命の空亡とは何か
- 自分の空亡の調べ方
- 年柱・月柱・時柱に空亡がある場合
- 時柱空亡・年柱空亡は短命なのか
- 空亡月・空亡年・大運空亡の見方
- 真空・解空など、流派によって違う言葉
を順番にお話しします。
四柱推命の空亡とは?
空亡は、十干と十二支を組み合わせたときに生まれる二つの十二支の余りです。十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類。
十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類です。
10種類と12種類を順番に組み合わせていくと、どうしても十二支の方が2つ余ります。その二支を、その旬の空亡と呼びます。
「運がなくなる」とかではなくて、天干という現実的な枠がかかりにくい場所と考えるとわかりやすいかもしれません。
枠がないから不安定になることもある。でも、世間の常識に縛られず、普通とは違う発想や生き方として出ることもあります。
空亡=凶、ではないんです。
六つの空亡|自分はどのタイプ?
空亡は、日柱の干支が入る「旬」から調べるのが一般的です。
| 日柱の旬 | 空亡 | 日柱干支の範囲 |
|---|---|---|
| 甲子旬 | 戌亥空亡 | 甲子〜癸酉 |
| 甲戌旬 | 申酉空亡 | 甲戌〜癸未 |
| 甲申旬 | 午未空亡 | 甲申〜癸巳 |
| 甲午旬 | 辰巳空亡 | 甲午〜癸卯 |
| 甲辰旬 | 寅卯空亡 | 甲辰〜癸丑 |
| 甲寅旬 | 子丑空亡 | 甲寅〜癸亥 |
たとえば日柱が甲子なら、甲子旬に入るため戌亥空亡です。日柱が丁酉でも同じ甲子旬なので、戌亥空亡になります。
ただ、日柱の干支を自分で暦から出すところが、初心者さんにはすでにややこしい。
「甲子旬を調べる前に、私の日柱がわからん!」となりますよね(笑)。
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命式にある空亡と、時期として巡る空亡は別に見る
空亡の記事がわかりにくくなる最大の理由が、これをごちゃ混ぜにすることです。
空亡には大きく分けて、次の二つの見方があります。
①命式の中にある空亡
自分の空亡に当たる十二支が、年柱・月柱・時柱などにある場合です。
たとえば戌亥空亡の人の年柱に戌があれば、年柱空亡として見ます。
これは生まれ持った命式の配置なので、一生の性質として読みます。ただし「その柱が役に立たない」という意味ではありません。
その柱の表す分野が、一般的な形に収まりにくい、理想と現実にズレが出やすい、自分なりの形を作る必要がある、といった読み方をします。
②後天運で巡る空亡
年・月・日・大運で、自分の空亡に当たる十二支が巡る場合です。
戌亥空亡の人なら、戌年と亥年、戌月と亥月などが該当します。
こちらは生まれ持った配置ではなく、時期として巡ってくる空亡です。
「空亡は命式に固定されたものだから、時期では巡らない」ということではありません。自分の空亡の二支は生涯変わりませんが、その支が年や月として定期的に巡ってくるんですね。
空亡と天中殺は何が違うの?
空亡と天中殺は、まったく無関係な別物として説明されることがありますが、どちらも十干と十二支を組み合わせたときに余る二支を扱う考え方です。
四柱推命では空亡、算命学では天中殺という言葉を使うことが多く、読み方や重視する範囲には流派差があります。
大殺界は六星占術で使われる言葉なので、四柱推命の空亡とそのまま同じではありません。
名前が似ているものを全部混ぜて、「とにかく悪い時期」とまとめると、何を見ているのかわからなくなります。
| 言葉 | 主に使う占術 | 注意点 |
|---|---|---|
| 空亡 | 四柱推命など | 命式内の配置と、巡る時期の両方を見る |
| 天中殺 | 算命学 | 空亡と同じ原理を基礎にするが、解釈体系は同一ではない |
| 大殺界 | 六星占術 | 四柱推命の専門用語ではない |
年柱空亡の意味|親や家系との形が一般的でない?
年柱は、家系、祖先、幼少期、社会との入口などを表します。
年柱が空亡している場合、親や家系との関係が、世間でいう「普通の家族像」に収まりにくいことがあります。
たとえば、
- 親元を早く離れて自分の道を作る
- 家業や家の価値観をそのまま継がない
- 実家との心理的・物理的な距離がある
- 生まれ育った場所とは違う世界で活躍する
などです。
でも、年柱空亡=親と縁が切れる、ではありません。
離れているからこそ関係が良くなる人もいますし、血縁よりも仕事仲間や地域の人とのつながりに家族のような温かさを感じる人もいます。
空亡を「ない」と決めつけるより、一般的な形とは違うと読む方が、その人の人生に合うことが多いです。
月柱空亡の意味|仕事や親との関係に出やすい
月柱は、仕事、社会での立場、青年期、親との関係などを見る重要な柱です。
月柱空亡の人は、会社員として決められた型に入るより、自分で仕事を作ったり、複数の仕事を持ったり、一般的でない働き方を選ぶことがあります。
「ちゃんと会社に勤めなければ」と頑張っても、なぜか組織の都合に振り回される。ところが独立したら、急に力を発揮する。そんな表れ方もあります。
もちろん、月柱空亡だから会社員に向かないわけではありません。会社の中でも専門職として働く、裁量のある立場を選ぶなど、自分の形を作ることはできます。
また「月柱空亡の女性は離婚する」という断定もできません。
結婚は、自分だけでなく相手の命式、二人の関係、運の時期、現実の生活が関わります。月柱空亡ひとつで離婚届まで用意せんで大丈夫です(笑)。
時柱空亡の意味|子ども・晩年・未来像
時柱は、子ども、晩年、未来、夢、表に出にくい才能などを表します。
時柱空亡の場合、子どもとの関係や人生後半の生き方が、一般的な形とは違うことがあります。
たとえば、
- 子どもとは適度な距離がある方がうまくいく
- 実子以外の若い人を育てる
- 晩年になってから新しい仕事や活動を始める
- 老後像が周囲とまったく違う
- 人には見せていなかった才能を後半生で使う
といった形です。
「子どもと縁がない」とも限りません。毎日べったり一緒にいる親子だけが、縁の深い親子ではありませんからね。
時柱空亡・年柱空亡は短命なの?
ここは、検索して不安になった方へ、はっきり書きます。
時柱空亡や年柱空亡だけを根拠に、短命とは判断できません。
時柱は晩年を表すため、「時柱が空亡している=晩年がない=短命」と、文字だけをつないだ説明が出回ることがあります。
でも、そんな足し算のような見方はしません。
時柱空亡は、晩年の暮らし方が一般的な老後像に収まらない、子どもに依存しない、自分独自の未来を作る、といった形でも表れます。
年柱空亡も同じです。年柱は幼少期や家系を表す柱であり、年柱空亡だから寿命が短いとは言えません。
そもそも人の寿命を、ひとつの星や柱から軽々しく告げるものではありません。
「あなたは短命です」なんて言われたら、その言葉そのものが長く心に残ります。占い師が面白半分に扱ってよいテーマではないと、私は思っています。
体調に不安があるなら、命式ではなく健康診断や病院へ。これはほんまに大事です。
命式に空亡が二つ、三つあると悪い?
命式の年支・月支・時支のうち、自分の空亡に当たる支が複数あることもあります。
二つあるから不幸が二倍、三つあるから人生が空っぽ、ではありません。
空亡する柱が増えれば、一般的な枠へ収まりにくい分野が複数になることはあります。でもその分、既存の価値観にとらわれない人生を作る人もいます。
大切なのは数ではなく、
- どの柱にあるのか
- 命式のほかの干支と、どんな関係を作るのか
- 五行のバランスはどうか
- 本人が実際にどんな環境で生きているのか
です。
空亡だけを赤丸で囲み、「二つもある!大変!」と騒いでも、鑑定にはならないんですね。
空亡月とは?毎年巡る二か月
自分の空亡に当たる十二支は、年だけでなく月にも巡ります。これが空亡月です。
たとえば申酉空亡の人なら、申月と酉月が毎年の空亡月になります。
ここで注意したいのは、暦の月は1日から始まるわけではないこと。四柱推命では節入りを境に月が変わるため、「8月1日から申月」と単純には区切れません。
空亡月だから、二か月ずっと何もしてはいけないわけでもありません。
私は、空亡月をこんなふうに使えばよいと思っています。
- 予定を詰め込みすぎない
- 契約や申込みは、いつも以上に確認する
- 思い込みで突っ走らず、第三者の意見も聞く
- 結果を急ぐより、見直しや整理に使う
- 予想外の変更が起きても、全部を凶と決めつけない
空亡月に結婚した人も、転職した人も、起業した人もいます。
占いのカレンダーを見て現実の大切な機会をすべて逃すより、準備と確認を増やしながら進む方が建設的です。
空亡年と大運空亡
自分の空亡に当たる支が年運で巡れば空亡年、大運で巡れば大運空亡として見ます。
空亡年
空亡の十二支は二つ続くため、通常は12年のうち二年が空亡年になります。
外側の結果だけを大きくしようとするより、自分の思い込みを外したり、不要なものを整理したりする時期として使う考え方があります。
ただし、同じ空亡年でも、巡る天干、通変星、十二運星、元の命式との関係で内容は変わります。
大運空亡
約10年ごとの大運で、自分の空亡に当たる支が巡る場合です。
長い期間なので、「10年間ずっと悪い」と言われたらたまりませんよね。人生の大事な時期を、怖がって固まったまま過ごすことになります。
大運空亡も、その大運の干支だけでなく、命式全体や年運を重ねて見ます。仕事の枠が外れて独立する人、住む場所が変わる人、価値観が大きく変わる人など、表れ方はさまざまです。
真空・半空・解空とは?流派によって定義が違う
空亡を調べていると、真空、半空、解空、互換空亡、片空亡といった言葉が出てくることがあります。
ここは要注意です。
これらは、すべての四柱推命で同じ意味・同じ条件を使う統一用語ではありません。流派や先生によって、成立条件も解釈も異なります。
そのため、
- 真空は普通の空亡の1.5倍強い
- 真空があると生涯孤独になる
- 解空すれば悪い作用が完全に消える
といった数字や断定を、共通ルールのように受け取らないでください。
ある流派の専門用語を使うなら、何を基準に真空・半空と呼んでいるのかまで確認する必要があります。
言葉だけを拾って自己鑑定すると、違う流派の理論を混ぜた謎の鍋が完成します。しかも、だいたい一番怖い味になる(笑)。
まずは基本となる六つの空亡と、どの柱・どの時期に当たるのかを正確に見る。それから必要に応じて、自分が学ぶ流派の定義を重ねましょう。
空亡の調べ方|命式を出したらどこを見る?
自分で確認するときは、次の順番です。
- 生年月日から日柱の干支を出す
- 日柱干支が六旬のどこに入るか確認する
- 自分の空亡となる二支を確認する
- 年柱・月柱・時柱に、その二支があるか見る
- 年運・月運・大運に巡る時期を見る
初心者さんは、まず①の時点で止まることが多いです。
でも、それで普通です。万年暦をめくり、節入りを確認し、大運まで手で出すのは、勉強にはなっても実際の鑑定では時間がかかります。
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空亡の時期に結婚・転職・起業してはいけない?
「空亡だから、結婚を一年延ばした方がいいですか?」
「転職したいけど、空亡が明けるまで我慢すべき?」
私は、空亡だけを理由に全部を止める必要はないと思っています。
結婚は相手がいることですし、転職には会社の状況や生活費があります。病気の治療や大切な契約を、占いだけで先延ばしにするのも違います。
ただし、空亡の時期には「自分では見えているつもり」が増えることもあるので、
- 勢いだけで決めていないか
- 契約条件を確認したか
- 信頼できる第三者へ相談したか
- 失敗した場合の余白を残しているか
を、いつも以上に丁寧に見る。
これくらいが、現実に使える空亡との付き合い方です。
「空亡だから絶対ダメ」と止めるのではなく、空亡だから確認を一つ増やす。その方が人生を前へ進められます。
空亡は「ないもの」ではなく、枠から外れる場所
空亡している柱を、「親がいない」「仕事がない」「子どもがいない」と、そのまま読んではいけません。
年柱空亡でも親と仲の良い人はいます。月柱空亡でも会社で活躍する人はいます。時柱空亡でも子どもに恵まれ、元気に長生きする人はいます。
ただ、その分野が世間一般の形に収まりにくかったり、理想どおりにコントロールしようとすると苦しくなったりすることがある。
だから、自分に合う形を探すんです。
親とは近すぎない方が優しくできる。会社員だけでなく副業も持つ。子どもを所有物にせず、一人の人間として付き合う。老後こそ好きな仕事を始める。
そう考えると、空亡は「人生の穴」ではなく、普通という枠を外して考える場所にもなります。
空亡だけでは鑑定できない
空亡は、命式を読む材料の一つです。
実際の鑑定では、
- 日干と月令
- 五行の強弱とバランス
- 通変星
- 十二運星
- 干合・支合・冲などの関係
- 大運と年運
- 本人の環境と選択
を重ねて見ます。
空亡があるかないかだけで人生を決めたら、命式のほとんどを見ていないことになります。
命式全体を読む順番はこちらにまとめています👇
四柱推命の命式の見方|初心者でも迷わない鑑定の順番5ステップ
空亡についてよくある質問
空亡が命式にない人もいますか?
誰にでも空亡となる二つの十二支はあります。ただし、その二支が年柱・月柱・時柱に入っていない命式はあります。命式内に空亡が見当たらなくても、空亡年や空亡月は巡ります。
空亡は意味がないという意見もありますが?
空亡を重視する流派もあれば、あまり使わない流派もあります。四柱推命には流派差があるため、「絶対に人生を支配する」「完全に意味がない」の両極端ではなく、自分が学ぶ体系の中で一貫して使うことが大切です。
日柱空亡はありますか?
一般的に、自分の空亡は日柱干支を基準に決めます。そのため「日柱そのものが自分の空亡支に当たる」という扱いはしません。ただし、別の基準や特殊な呼び方を用いる流派もあるため、言葉の定義を確認してください。
時柱空亡は短命ですか?
短命とは判断できません。時柱が表す子ども・晩年・未来像が一般的な形に収まりにくい、と読むことはありますが、寿命を断定する根拠にはなりません。
年柱空亡は短命ですか?
年柱空亡だけで短命とは判断できません。年柱は家系・幼少期・社会との入口などを見る柱です。
空亡月は何月ですか?
自分の空亡タイプによって異なります。また四柱推命の月は節入りで切り替わるため、一般的なカレンダーの1日から月末までとは一致しません。
空亡を解除する方法はありますか?
空亡を魔法のように消す方法を探すより、命式内のほかの干支との関係、巡る運、現実の環境を重ねて見ます。「これを買えば空亡が解除できる」と不安を煽る高額商品には注意してください。
まとめ|空亡を怖がるより、自分に合う形を知ろう
空亡は、十干と十二支を組み合わせたときに生まれる二支の余りです。
命式の年柱・月柱・時柱に空亡がある場合と、空亡年・空亡月・大運空亡として時期が巡る場合は、分けて考えます。
そして、
- 時柱空亡=短命
- 年柱空亡=短命
- 月柱空亡=離婚
- 空亡月=何もしてはいけない
と、一つの要素から人生を断定することはできません。
空亡は怖がらせるための言葉ではなく、普通の形へ無理に合わせると苦しくなりやすい場所を知るためのものです。
「私の空亡はどこにある?」「命式全体では、どう読めばいい?」と知りたい方は、自分の命式を見ながら学べる鑑定付きお試しレッスンへどうぞ。









