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60日に1回来る「庚申」の日
毎日、止まることなく日や時間は流れていきますが、先人たちは、「年・月・日・時間」それぞれに「干支」を当てました。時代劇などで丑三つ時とか聞いたことあるのではないでしょうか?丑は夜中1時〜3時までを指しているんですよ。
四柱推命や算命学、九星気学などの占術者が必ず持っている「万年暦※下の写真」にはいつどんな干支が巡っているか書かれているんですよ。
干支には陰陽五行があるので、その人によってどの干支が巡ってくると良いか、あの干支が巡ってきた時は動かない方が良いとか、指標とし、運勢などを読むことができるのが占術者なんですよ。
干支は全部で60個。
生まれた日の干支がまた巡ってくるまでに60年かかります。これを還暦と言いますね。このように干支は年なら60年で、月なら60ヶ月で、日なら60日で一巡するわけです。時間は2時間括りなので120時間で一巡です。
「庚申の日」も60日に1回やってきます。2022年9月4日が「庚申」の日で、次は60日後の11月3日ですね。1年に6回「庚申の日」は巡ってきます。
ちなみに2040年は「庚申」年になります。
「庚申」の日は長寿祈願や厄除けしよう
「庚申」の日の夜、人の中に住んでいる三尸(さんし)という3匹の虫が、体から抜け出してその体の主の悪事を天帝に告げにいき、その悪事が「こりゃひでぇ」という内容だった場合は、天帝がその人の寿命をめっちゃ削ってしまうという道教の古い教えがあるんです。
日本では江戸時代に「庚申信仰」が一気に広まったようですね。
誰もがどこかで大小の罪をおかしているし、悪事など働いたことない!って思う人もいるかも知れないけど、どこで人を傷つけているかもわからない。庚申の夜に3匹の虫たちはコッソリ抜け出し「こいつこないだ悪いことしてましたでぇ」と告げ口に行くんですよ💦
うっかり寝てたら出し抜かれて寿命を縮められちゃうわけだから、庚申の夜は村中の人たちが寝ずに一晩を明かすという風習が広まっていったんですね。まぁそんなことをネタに夜通しお酒を飲み交わしたかったのかも知れませんね😁
3匹の虫は体に棲まわせてもらってくるくせに…と思うんだけど、この虫はその人自身の鏡なのかなとも思います。
3匹の虫をやっつける庚申さん
庚申さんとは青面金剛のことで、手が6本あって足で邪鬼を踏みつけていたりします。青い体、赤い目で憤怒して、3匹の虫をやっつけ、疫病などを退散させると言います。特に伝尸(屍)=結核の予防や治癒を祈祷したようです。
三大庚申と言われる、京都「八坂庚申堂」大阪「天王寺庚申」東京「浅草庚申」以外にも、全国のあちこちに庚申堂や庚申塚があり、このような青面金剛像が祀られています。
「庚申」の次の干支は「辛酉」なので、猿と鶏も青面金剛と共に彫られたり描かれたりすることが多いのですが、3匹の虫をなぞらえて「見ざる」「言わざる」「聞かざる」の3匹の猿を置き、天帝にチクらせないようにしているとも言われます。
サル繋がりで猿田彦大神をお参りしよう
庚申信仰は道教や道祖神や仏教などがごちゃ混ぜ状態で、庚申のサル繋がりと、元々街道の出入り口に祀られる導きの道祖神であった猿田彦神とも結び付けられました。
庚申=幸神
とされ、災難がさって幸福がやってくるとされています。
今何かに迷っていたり、決断を下せないときには、猿田彦神社に行くと良いですね。
伊勢神宮の猿田彦神社はとてもパワーを感じられました。鈴鹿にある椿大神社もぜひ行ってみたい神社です。穢れを清めて正しい方向へ導いてくれますよ。
日常にまみれていると、自分自身への意識などが薄れるところに、こういった習慣というのは自分と向き合ったりリセットするのに大切な個々の儀式ですよね。無くさないようにしたいですね。
四柱推命は生年月日から持って生まれた性質を導き出す占術。3000年以上もの歴史があり的中率は占いの中でも最も高いとされ「占いの帝王」と言われています。
タイプは「木・火・土・金・水」の5つを、さらに陰陽(+と−)に分けた、10種類になります。これを十干(じっかん)といい、あなたの本質を表すキーワードとなります。
あなたの生年月日を入れて、四柱推命の十干タイプを見てみましょう
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