自刑と魁ごう、どうしようもないクズ鉄男を掴んでしまうorダメ男を愛してしまう人は読んでみて
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これは以前、鑑定に来てくださった方の体験です。個人が特定されない形でご紹介します。
ご相談者は、2人のお子さんを育てるシングルマザー。
お付き合いしていた男性は頼りがいがあり、子どもたちもすっかり懐いていました。結婚の話も出て、「この人なら次のお父さんになってくれるかもしれない」と信頼し始めた頃――。
男性に妻子がいることが判明しました。
しかも、付き合い始めた時期と、奥様の妊娠時期がほぼ同じ。
妻が妊娠中に、別の女性とその子どもたちへ近づき、結婚まで匂わせる。
これはもう、星を見る前に行動がアウトです。
命式は犯罪履歴書でも、クズ認定証でもありません。ですが、命式を開いてみると「この強さが悪い方へ出たら、確かにこじれるな……」と思う要素が重なっていました。
命式はこちらです。
目につくのは、
- 強烈な個性を持つ魁罡(かいごう)
- 辰が二つ重なる辰辰の自刑
- 土が多い身強の命式
- 庚という、名刀にも屑鉄にもなる日干
- 食神と偏印の関係
です。
一つずつ見ていきましょう。
魁罡は「人の上に立つ器」か「極端な人」か
魁罡は、庚辰・庚戌・壬辰・戊戌など、特定の日柱を指す特殊な干支です。流派によって扱いは異なりますが、一般に気性が強く、頭が切れ、独自の道を進みやすいとされます。
良く出れば、誰にも真似できない強さで人の上に立つ。決断力があり、困難にも屈しない。
でも悪く出れば、自分の正しさを疑わず、周りを押し切る。強烈な自我が、傲慢さや冷酷さへ変わることがあります。
つまり、魁罡があるから悪人なのではありません。
名刀になるか、扱いづらい刃物になるか。振れ幅が大きいんです。
この男性の場合は、強さや頭の良さを、妻にも交際相手にも本当のことを言わず、自分に都合のいい状況を続けるために使ってしまったのでしょう。
それは魁罡のせいではなく、本人の選択です。
自刑とは?辰辰の自刑は自分で話をこじらせる
命式を見ると、月支と日支に「辰」が二つあります。
同じ十二支が重なることで成立する自刑には、一般に次の組み合わせがあります。
- 辰―辰
- 午―午
- 酉―酉
- 亥―亥
自刑は「生まれつき罰を受ける」という意味ではありません。
自分の中で同じ考えや感情がぐるぐる回り、結果として自分で問題を大きくしやすい。わかっているのに同じことを繰り返す。引き返せる段階で引き返さず、さらに一手加えて話をややこしくする。
そんな自分で自分をこじらせる癖として表れることがあります。
辰辰の自刑は、内側に抱えたものが膨らみやすく、強情さや思い込みとして出る場合があります。
普通なら「妻の妊娠中に別の女性へ結婚を匂わせたら、いつか全部バレる」とわかりますよね。
それでも進む。
嘘を隠すために、さらに嘘を重ねる。
そして最後は、自分で作った荊の道へ自分から突っ込んでいく。
自刑が悪く出たときの、わかりやすいこじれ方です。
庚は名刀か屑鉄か|土に埋もれたクズ鉄問題
庚は、鉄や鋼、刀を表す十干です。
鍛えられ、磨かれれば、人を守る立派な名刀になります。決断力があり、白黒はっきり。曲がったことが嫌いで、正しいと思った道をまっすぐ進める人です。
ところが、鍛えられず土の中へ埋もれたままでは、ただの鉄の塊。錆びれば屑鉄です。
この命式は土が多く、庚が土に囲まれています。
土は庚を生むので、本人の力を強めます。ただ、助けが多すぎると「誰かが何とかしてくれる」「自分はこのままでいい」という甘えにつながることもあります。
強いのに、自分を鍛える方向へ使わない。
頭も行動力もあるのに、楽な方、居心地のいい方へ流れる。
名刀になれる材料を持ちながら、本人が磨かれる気ゼロ。それではクズ鉄になってしまいます。
妻子がいるのに、なぜ別の女性へ結婚を匂わせる?
もはやクズ鉄界の風上にも置けません。
交際相手には「結婚しよう」「子どもたちのお父さんになりたい」と期待させる。一方では、妊娠中の妻がいる。
三つ巴というより、本人だけが情報を握り、二つの家庭から安心と居場所をもらおうとしている状態です。
命式には、妻や女性を表す正財が複数見えます。当時の後天運にも正財が巡っていました。
だからといって、正財が二つある=妻が二人、浮気するとは読みません。
財星が重なると、女性、家庭、お金、現実的な責任などのテーマが増える場合があります。それを誠実に扱う人もいれば、複数の場所へ安心を求める人もいます。
星は状況を作る材料。二重生活を選んだ責任は、本人にあります。
倒食があると自己中心的になる?
この命式には食神と偏印があり、偏印が食神を剋す「倒食」の形も気になります。
食神は、楽しさ、子ども、衣食、ゆとり、素直な表現を表します。偏印は、独自の考え、疑い、ひらめき、普通とは違う世界を見る星です。
偏印が食神を強く抑えると、
- 楽しみたいのに、素直に楽しめない
- 相手の言葉を疑い、ひねって受け取る
- 自分の都合で予定や気分が変わる
- 自由を求めながら、相手には安心を要求する
というこじれ方をする場合があります。
妻が妊娠して母親になると、どうしても意識は赤ちゃんへ向きます。
そこで「自分を見てくれない」「寂しい」と感じる人はいます。でも、寂しいから別の女性と家庭ごっこを始めていい理由にはなりません。
倒食があるから不倫したのではなく、寂しさをどう扱うかという本人の未熟さが、倒食の悪い出方と重なったと見る方が自然です。
四柱推命だけでクズ男を見破れる?
残念ながら、命式だけで100%見破ることはできません。
魁罡があっても立派な人はいます。自刑があっても、自分の癖を理解し、慎重に生きている人もいます。倒食を、独自の研究や創作へ使う人もいます。
逆に、命式が穏やかに見えても、嘘をつく人は嘘をつきます。
だから本当に見るべきなのは、星と同時に現実の行動です。
結婚を考える前に確認したいクズ鉄サイン
- 自宅や生活圏を不自然に隠す
- 休日や夜になると連絡が取れない
- 家族や親しい友人へ紹介してくれない
- 話の辻褄が合わないのに、質問すると怒る
- 出会って間もないのに結婚や同居を急ぐ
- 子どもへ急激に近づき、「父親役」を演じたがる
- 元妻・元恋人は全員おかしいと言う
- 小さな嘘を「そんなこと気にする方がおかしい」と逆ギレする
- お金、名義、保証人の話を早い段階で出す
一つ当てはまっただけで即クズとは言いません。
でも、違和感が積み重なっているのに、相性が良いから、優しいときもあるから、子どもが懐いているからと打ち消さないこと。
占いで相性を見る前に、現実の辻褄を見てください。
「寂しいから父親を」は、悪いことではない
30代、40代で子どもを育てながら一人で生きていると、寂しさも不安もあります。
「子どもにも父親のような存在がいたら」と思うこと自体は、悪くありません。
問題は、そこにつけ込む人がいることです。
「子どものために早く家庭を作ろう」「僕がお父さんになるよ」と急ぐ人が、本当に子どもの幸せを考えているとは限りません。
今回のご相談者が騙されたのは、弱かったからでも、見る目がなかったからでもありません。相手が重要な事実を隠し、信頼を利用したからです。
ただ、自分の寂しさや不安を自覚していないと、そこを見抜かれて足元をすくわれることがあります。
寂しいから誰かを入れるのではなく、この人なら自分と子どもの生活へ入れても大丈夫かを見る。
順番を逆にしないことです。
相性が良くても、誠実さは保証されない
四柱推命の相性診断では、二人の五行、干支、守護神、十二支の関係などを見ます。
一緒にいると落ち着く。仕事では最高の相棒。強烈に惹かれ合う。そうした関係は確かにあります。
でも、相性の点数が高いことと、相手が誠実であることは別です。
相性が良いクズもいます。
むしろ、惹かれ合う力が強いせいで、離れにくい場合もあります。
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自分の違和感を、星より信用する
「考えすぎかな」
「せっかく子どもも懐いているし」
「私が疑ったら、かわいそう」
優しい人ほど、自分の違和感より相手の気持ちを優先します。
でも、その小さな違和感は、言葉と行動が噛み合っていないことを、身体が先に気づいているのかもしれません。
四柱推命は、自分の癖を知り、関係を客観的に見るために使えます。でも最後に自分を守るのは、星ではなく、現実を確認する力と「嫌なものは嫌」と言える境界線です。
まとめ|名刀になるかクズ鉄になるかは、本人の使い方
魁罡、自刑、身強、倒食。
どれも、持っているだけで悪人になる星ではありません。
- 魁罡の強さは、人を率いる力にも傲慢さにもなる
- 自刑の粘りは、探究心にも自分で話をこじらせる癖にもなる
- 身強のエネルギーは、行動力にも押しつけにもなる
- 倒食の独自性は、創造力にも素直になれない面倒くささにもなる
庚は、鍛えれば名刀になります。
でも、強さを嘘や支配に使い、自分を磨くことから逃げ続けたらクズ鉄になる。
星がその人をクズにするのではありません。持っている強さを何に使うかは、本人が決めています。
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通変星を含め、命式全体を見る順番はこちら👇
四柱推命の命式の見方|初心者でも迷わない鑑定の順番5ステップ









