四柱推命で引越しの最適なタイミングを見つける方法、駅馬・吉方位
四柱推命で引越しに良い時期は分かる?
就職や転勤、進学、結婚、離婚、家の購入など、引越しにはさまざまなドラマがありますよね。新しい土地で生活を始めるのですから、できれば運気の良い時に動きたい!当然のことです。
四柱推命では、その人の命式と大運・年運・月運を重ねて、引越しや移動が起こりやすい時期を見ます。それを見る駅馬(えきば)という星があります。
駅馬は、移動、転居、旅行、転勤、環境の変化などを表す星です。駅馬が巡る時には、それまでいた場所から外へ出て、新しい土地や環境へ動く出来事が起こりやすくなります。
ただし、駅馬が巡っているから、すぐに引越せば開運するという意味ではありません。
同じ時期に空亡や天剋地冲、冲が重なっていないか、引越す方角はどうか、本人だけでなく一緒に暮らす家族にとって無理がないかなどを合わせて確認します。
引越し・移動を表す駅馬とは
昔の駅馬は、宿場から宿場へ人や物を運ぶ馬を意味していました。人や物を繋ぐ大切な役割ですから、人と馬の関係もとても重要で、四柱推命では午(馬)が重要な位置にいますね。駅馬が巡る時は、同じ場所にとどまるのではなく外へ動く星として見ます。
駅馬が巡る時に起こりやすいことには、次のようなものがあります。
- 引越しをする
- 転勤や単身赴任になる
- 進学や就職で実家を離れる
- 結婚や離婚によって住む場所が変わる
- 海外留学や長期出張へ行く
- 旅行や遠方への移動が増える
- 営業や出張の多い仕事を始める
- 職場や活動拠点が変わる
駅馬は、必ずしも住民票を移すような引越しだけを表すわけではありません。本人が実際に転居しなくても、仕事で移動が増えたり、海外と関わるようになったり、二つの場所を行き来する生活になったりすることもあります。
反対に、駅馬が巡っていても何も動かず、家に閉じこもっていると、落ち着かない気持ちだけが強くなる場合もあります。駅馬と良くない星が巡っている時にもこのようなことが起こりがちに…
駅馬が来た時は、必ず引越す必要はありませんが、旅行へ行く、行ったことのない場所へ出かける、活動範囲を広げるなど、意識的に「動く」ことで星を使うことができます。
駅馬が巡る時は引越しに向いている
駅馬が巡る時は、環境を変えることへの抵抗が小さくなり、新しい土地に適応しやすくなります。以前から引越しを考えていた人に、ちょうど良い物件が見つかる。転勤の話が来る。進学先が決まって一人暮らしを始める。家族構成が変わり、今の家が合わなくなる。
このように、自分から計画して動く場合もあれば、外から話が来て動くこともあります。
また、駅馬が巡る時に転居した人が、引越しをきっかけに仕事や人間関係まで変わることもあります。住む場所が変われば、通勤経路、利用する店、出会う人、毎日の時間の使い方が変わります。単に住所が変わるだけでなく、その後の人生の流れが変わる可能性があるんですね。
だからこそ、駅馬だけで決めず、その移動が落ち着いた新生活につながるのか、混乱の中で押し出される移動になるのかを見分ける必要があります。
駅馬があってもおすすめしない時期
駅馬が巡っていれば、どの年・どの月でも引越しに向いているわけではありません。私は、駅馬と一緒に次の作用が重なる場合は、積極的に引越しをおすすめしていません。
空亡(天中殺)が重なる時
空亡は、物事の枠組みが不安定になりやすく、判断が普段どおりに働きにくい時期です。
空亡中に引越すと必ず悪いことが起こる、という意味ではありません。しかし、勢いだけで物件を決めたり、確認不足のまま契約したり、引越した後になって「思っていた環境と違った」と気づいたりする可能性があります。
特に、
- 現地を十分に確認していない
- 家賃や住宅ローンに無理がある
- 家族の同意が取れていない
- 仕事や学校までの移動時間を調べていない
- その場から逃げたい気持ちだけで決めている
という場合は、急がず条件を確認した方がよいでしょう。なにしろ空亡は判断ミスしやすい時ですからね。
どうしても空亡中に転勤や進学が決まり、引越さなければならないこともあります。その場合は「空亡だから全部やめる」と考えるのではなく、契約内容、周辺環境、費用、家族の生活など、現実的な確認をいつも以上に丁寧に行います。
天剋地冲(天戦地冲)が重なる時
天剋地冲は、天干と地支の両方で強いぶつかりが起こる作用です。
これまで続いていたものが大きく変わったり、予想外の出来事によって環境を変えざるを得なくなったりする場合があります。転勤、退職、離婚、家族の事情などにより、急に引越しが決まることもあるでしょう。
動きが起こりやすいという点だけを見れば、引越しの時期に見えるかもしれません。しかし、自分の意思で落ち着いて選ぶ移動というより、外から押し出されるような移動になりやすいため、私はおすすめの時期とはしていません。
特に住宅の購入や長期のローンなど、簡単に変更できない契約は慎重に考えたいところです。
冲が重なる時
冲も、天剋地冲と同じく向かい合う十二支同士がぶつかり、物事や環境を動かす作用です。
冲が巡ると、転居、転職、人間関係の変化などが起こることがあります。そのため、実際に引越しが発生しやすい時期ではあります。ただし、引越しが起こりやすいことと、引越しにおすすめの時期であることは同じではありません。
「今の場所にいられなくなった」「急に話が変わった」「予定していなかったのに動くことになった」という形で表れることもあります。
駅馬と冲が同時に巡る場合は、移動の力がさらに強くなりますが、落ち着いた判断ができているか、無理に急いでいないかを確認してください。
引越しの理由によって読み方も変わる
進学・就職による引越し
進学や就職で実家を離れる場合は、引越しだけでなく、新しい学校や仕事が始まる時期でもあります。本人に駅馬が巡っていれば、活動範囲を広げ、新しい土地で経験を積む時として捉えることができます。
ただし、初めての一人暮らしでは、防犯、生活費、通学・通勤経路、体調管理などの現実面も大切です。治安が悪い、通学に無理があるような場所なのに、吉方位だからとそこに決める必要はありませんよ!
転勤・転職による引越し
本人の希望による転勤なのか、会社の都合で突然決まった転勤なのかによっても意味が違います。駅馬が巡る時の転勤は、新しい場所で仕事の幅が広がる可能性があります。一方、天剋地冲や冲が強く重なる場合は、組織変更や人間関係の問題など、別の変化を伴うこともあります。
転勤するのが吉ではなく、退職するのが吉ということももちろんありますからね!
結婚による引越し
結婚に伴う引越しは、住居だけでなく、生活の仕方、家計、家族との関係が大きく変わります。自分の運だけではなく、相手の運気も確認した方がよいでしょう。
どちらか一人にとって良い時期でも、もう一人に空亡や強い冲が重なっている場合があります。入籍、仕事の変更、引越しを全部同時に進めるのか、少しずつ時期を分けるのかも検討できます。
離婚・別居による引越し
離婚や別居では、引越し時期を自由に選べないこともあります。モラハラやDVなど身の危険がある場合は、吉日や吉方位を待つ必要はありません。まず安全な場所へ移動してください。こういった悩みを聞くこともありますが、占いに依存して、自分の気持ちを収めるのではなく、動かなければどうしようもないこともあります。
家の購入を伴う引越し
賃貸の引越しと違い、住宅購入は金額も大きく、簡単にやり直せません。駅馬が巡っているかだけでなく、住宅ローン、仕事の安定、家族構成、修繕費、周辺環境まで現実的に確認してください。
良い運気だから予算を超えても大丈夫、ということはありません。無理のない資金計画であることが最優先です。
引越し時期と吉方位は別に確認する
引越しに適した時期と、引越す方角は、同じものではありません。
駅馬が巡っていて移動に向いた時期でも、どの方向へ動いてもよいわけではありません。反対に、吉方位が出ていても、空亡や天剋地冲が重なっているなら、長く住む家への引越しを積極的にはおすすめしません。
そのため、引越しを考える時には、
- 本人に移動の流れが来ているか
- 空亡・天剋地冲・冲などが重なっていないか
- 引越す方角はどうか
- 家族や仕事、予算など現実的な条件に無理がないか
を分けて確認します。
吉方位は年・月・日を重ねて見る
吉方位は、引越す当日だけを見て決めるものではありません。年に出ている吉方位・凶方位は、その年の月にも影響します。そして、年と月に出ている方位は、日にも影響します。
つまり、ある日だけを見て「今日はこの方角が吉だから大丈夫」と判断するのではなく、年・月・日の方位を重ねて確認する必要があります。特に注意したいのは年の凶方位です。
月だけ、日だけを見ると良い方角に見えても、年の凶方位の影響を受けている場合があります。長く生活する家への引越しだからこそ、大きな時間の流れから順番に見ることが大切です。
私は九星気学も教えていますが、四柱推命と合わせて日程を算出しますので、自力で出すのが不安な方はお問い合わせください。
仏滅なら引越しを避けるべき?
「仏滅に引越しても大丈夫ですか?」と聞かれることがあります。仏滅は六曜の考え方であり、四柱推命とは別のものです。いわゆる一般的にこの日はどんな日と決められていて、あなただけに吉な日とかではありません。月曜、火曜みたいなものです。
四柱推命で引越し時期を見る場合は、その人の命式、大運・年運・月運、駅馬、空亡、天剋地冲、冲などを確認します。大安だから良い日、仏滅だから悪い日、とは考えません。
引越し業者の料金や家族の休みの都合で仏滅を選ぶこともあるでしょう。六曜を大切にするご家庭であれば気持ちの面も含めて考えてよいですが、四柱推命上の判断とは分けてください。
家族で引越す場合は誰を基準にする?
これはよく聞かれるのですが、家族全員で引越す場合、基本的には大黒柱である方をメインで見ます。ただ、その人にとって良い時期でも、配偶者や子どもに大きな環境変化が重なっている場合があります、実際は家族全員が良い時や良い方向というのは、ほぼあり得ないので、私は大黒柱の方を重点的に見ますね。
他のご家族のこんなところは重要視します。
- 空亡や天剋地冲が重なっていないか
- 進学や受験、転職など別の大きな変化と重ならないか
- 通勤・通学や生活に無理がないか
- 家族が納得しているか
方位だけを優先して、家族の誰かが長時間通学になったり、仕事を続けられなくなったりしては本末転倒ですからね。
悪い時期に引越さなければならない場合
転勤、進学、契約更新、離婚など、引越し時期を自由に選べないこともあります。
そのような時に「悪い運気だから絶対に動いてはいけない」と不安になりすぎる必要はありません。
選べる範囲で、
- 空亡や強い冲が重なる月を避ける
- 年・月・日の方位を確認する
- 契約書や費用をいつも以上に丁寧に確認する
- 慌てて購入せず、まず賃貸で生活を始める
- 仕事、学校、病院、買い物など生活環境を現地で確かめる
- 引越し後すぐに大きな決断を重ねない
など、リスクを減らすことはできます。
占いは、現実の事情を無視して人を縛るためのものではありません。
動かなければならない時には、何に注意すればよいかを知り、準備を増やすために使ってください。
契約日・引越し日・入居日のどこを見る?
引越しには、物件を申し込む日、契約する日、鍵を受け取る日、荷物を運ぶ日、実際に寝泊まりを始める日など、いくつもの日があります。
すべてを同じ日にできるとは限りません。
大切なのは「大安の日に契約すれば全部大丈夫」と一日だけで考えないことです。
いつ契約を決め、いつ実際に生活の拠点を移すのかを分けて確認します。住宅購入、賃貸、転勤、進学など、引越しの目的によって重視する日は変わるため、個別に判断します。
すべての日を完璧にそろえようとして現実の契約を逃すより、まず大きな凶作用が重ならない時期を選び、その中で調整できる日を探す方が現実的です。
引越し時期を調べる時に必要なもの
四柱推命で引越し時期を詳しく見る場合は、次の情報を用意してください。
- 生年月日
- 出生時間(分かる場合)
- 出生地
- 現在住んでいる場所
- 引越し先の候補地
- 引越し可能な年・月
- 引越しの理由
- 一緒に引越す家族の生年月日
「良い日を一日だけ教えてほしい」という場合でも、前後の年・月の流れや方位を確認するため、ある程度の候補期間があった方が選びやすくなります。
引越し先が複数ある場合は、それぞれの方角と現実的な生活条件を比べることもできます。
まとめ|駅馬だけで引越しを決めない
四柱推命で引越しの時期を見る時は、まず移動を表す駅馬を確認します。
駅馬が巡る時には、引越し、転勤、進学、留学、旅行など、実際に動く出来事が起こりやすくなります。
ただし、駅馬があるからといって、すぐに「引越しに良い時期」とは決めません。
私は、次の作用が重なる場合は積極的におすすめしていません。
- 空亡
- 天剋地冲(天戦地冲)
- 冲
そして、引越しの時期と方位は分けて確認します。
吉方位は当日だけを見るのではなく、年の方位が月に影響し、年と月の方位が日に影響するため、年・月・日を重ねて判断します。
引越しは、住所を変えるだけではありません。仕事、学校、人間関係、毎日の時間の使い方まで変える大きな出来事です。
占いだけで決めるのではなく、家賃や住宅ローン、通勤・通学、治安、家族の希望といった現実的な条件も合わせて、無理のない新生活を選んでくださいね。
よくある質問
駅馬が巡ったら必ず引越した方がいいですか?
必ず引越す必要はありません。駅馬は移動や活動範囲の広がりを表すため、旅行、出張、営業、留学、新しい場所での活動などでも使えます。今の住まいに問題がなければ、無理に転居する必要はありません。
空亡中の引越しは絶対にだめですか?
転勤や進学、身の安全などの理由で、どうしても引越さなければならないこともあります。その場合は、契約、費用、周辺環境などをいつも以上に丁寧に確認し、選べる範囲で月や方位を調整します。
引越しには大安を選んだ方がいいですか?
大安や仏滅は六曜であり、四柱推命とは別の考え方です。四柱推命では本人の命式、大運・年運・月運、駅馬、空亡、天剋地冲、冲などを確認します。
吉方位の出し方は自分で調べられますか?
吉方位は一日だけでなく、年・月・日の影響を重ねて確認します。また、生年月日や引越す時期によっても異なります。簡単な方位表だけで長期間住む家を決めず、必要に応じて個別に確認することをおすすめします。
わらわら占いでご自身のカードを出すと、今日の吉方位がわかりますよ。こちらは年・月・日をすべて考慮した方位なので、表示されていない日は吉方位がない時です。
今の家から近い場所への引越しでも方位を見ますか?
移動距離や生活圏の変化によって影響の受け方は異なりますが、生活の拠点を移す引越しであれば、時期と方位を確認しておくと安心です。









