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吊り天井にある4色の房
吊り天井に青、赤、白、黒の房がぶら下がっているのを見たことあるでしょう?四房(しぶさ)と言われるのですが、この4色は東・西・南・北を表しています。
東は太陽が昇る方角で春
南は太陽が最も高くなる方角で夏
陽がかげり沈む西の方角は秋
完全に陽が沈み切る北は生き物たちも眠りにつく冬
さらに
これは四神も表していて
木=東=(青龍)
火=南=(朱雀)
金=西=(白虎)
水=北=(玄武)
そしてその吊り天井のど真ん中にあるのが土俵です。陰陽五行の土はど真ん中を表します。四神に囲まれた真ん中の神聖な場所(お城)で、相撲は行われるんですね。
宇宙を表す土俵
土俵は四角い角土俵の中に、丸土俵がある。大地を表す四角形は「陰」を表し、円形は「陽」を表しています。古代より天は円く、地は方形であるという宇宙観を表した形になっています。
東の横綱、西の横綱
ちなみに相撲には東の横綱、西の横綱がいますよね?
これは昔、滋賀県あたりを境に東側出身の力士、西側出身の力士に分けていたそうです。天下分け目の関ヶ原のあたりかな?
そして東の横綱の方が、西の横綱よりも位が高いのは、日が出ずる方角の東は陰陽の陽だからです。西は火が斜陽となる陰なので、東の横綱の方が強いんですね。
私は西の大阪出身ですが、西生まれってだけでなんとなく東に負けてるなんて・・・ちょっと残念😅大阪が東京に勝てないのはそういうことか(笑)
八卦良いのこった!
はっけよーいのこった!
の行司の掛け声は
八卦良いで、宇宙の万物の根源である八卦、全てのことがうまく行きますようにという意味が込められています。大きな掛け声で気合を入れているそうですね。
お相撲さんの勝敗には白星・黒星があってこれも陰陽です。昔から陽が縁起良いとされていました。実は、相撲は五穀豊穣の吉凶を占う儀式だったそうで陰陽五行とも深く関係しているんですね。
行司さんが持つ軍配はこんな風に太陽と月が描かれています。これはまさに陰陽です。勝敗の分け目ですね☺️
八卦とは?
全ての根源は宇宙、万物の根源である「太極」と言われます。その「太極」から「両義」が派生し、陰と陽という対立する2つの考え方が生まれました。その陰陽の中に、また陰陽が派生し4つとなり、さらに分かれて8つとなり、自然界を以下の8つの現象に分けられたんです。
乾(けん)=天(てん)
兌(だ)=沢(たく)
離(り)=火(か)
震(しん)=雷(らい)
巽(そん)=風(ふう)
坎(かん)=水(すい)
艮(ごん)=山(さん)
坤(こん)=地(ち)
四股は邪気を払う
力士の四股によって大地の邪悪な霊を踏み鎮め,あるいは踏むことで春先の大地を目ざめさせて豊作を約束させると伝えるものが多いそうです。
豊作であることが人々の命であったのですから、神様にさまざまなものを捧げたり、神事を行い祭をすることで雨を降らせ豊作を祈願していたんですね。
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